スレート屋根の修理相場

薄型化粧スレート(単にスレート、コロニアル、カラーベストなどの別名がある)の補修相場を各Web、今までの修理実績をも考慮したものを掲載いたします。
この修理相場は、参考の価格であって、実際の修理見積はその施工業者さんを呼んで補修箇所を見せないと正確な修理費は把握できません。
修理をするときの事前の概算の値段と思ってください。

スレート系屋根補修 部分別料金

箇所単位価格備考
修理基本料金1件¥10,000
スレート平部、(本体部)修理/㎡¥5,000材料によって変化
スレート棟包み修理/m¥1,600
軒先水切り取り付け修理/m¥2,200けらば部分の材料共
スレート平棟・隅棟修理/m¥2,000棟部分の材料共
スレートけらば部分修理/m¥2,000けらば部分の材料共
スレート谷とい修理(谷部修理)/m¥3,000
壁の取り合い部分修理(壁際)/m¥3,000

スレート(コロニアル)棟部屋根修理

スレート材(コロニアル) 葺き、築20年の屋根

(大)棟部分棟包み板金の錆がひどい
本体平部分の老朽化、浮きがところどころあり雨漏りがある。
コロニアル棟部分、8mは、”棟包み”というトタンの屋根材です。
棟包みの下の心材は損傷を受けていませんでしたので、この板金の棟包みだけを交換・修理しました。

A コロニアル、大棟包み全交換修理内訳

1. 修理基本料金(出張費含む)¥10,000屋根工事1件に対して
2.コロニアル、棟包み板金撤去処分¥12,8001mにつき ¥1,600、全長8m
3.コロニアル、大棟、棟包み板金施工¥33,6001mにつき¥4,200、全長8m
4. 一般管理費 (10%)¥5,640
コロニアル棟修理 小計¥62,040
消費税 (10%)¥6,204
 コロニアル棟修理 合計¥68,244

この場合、屋根の勾配が緩いので足場は必要ありませんでした。
勾配が急な屋根だと足場を組まなければなりません。
内訳の”修理基本料金”は、屋根工事1件に対してかかる費用ですが、無料のにする業者さんもあります。
初期費用を記述しない屋根屋さんもいますので、多分諸経費にいれてしまっているのだと思います。

B コロニアルの1枚の修理

最も基本の屋根修理、瓦で言えば瓦1枚の修理、スレート材でいえば1枚、あるいは2枚のスレート材を修理交換するには、いくらぐらいできるのか? 基本的な疑問でもあるわけです。
何か強風で物が飛んで来た。
台風で、屋根材の一部が割れてしまったなど、よくある修理です。 中々難しい、相場などあってないような金額です。
近所の知り合いの屋根屋さんであれば、暇なときにちょと直してもらっておしまいになるようなものですが、何かのついでに直してしますような仕事ではあります。
この屋根材の交換・修理だけの価格はいくらになるか考えます

 防水シートや野地板には損傷がないとして、単に仕上げ材のコロニアル材1枚(90cm×40cm)の材料を新品に交換する修理価格は1㎡の修理価格を出しました。
多分この値段より価格は低いと思います。

B コロニアルの1枚の修理内訳
1. 修理基本料金¥10,000屋根工事1件に対して
2.既存材料撤去処分¥2,000¥2,000/㎡ 最小単位
3.本体屋根材施工費¥5,000¥5,000/㎡ 最小単位
4. 諸経費 (10%)¥1,620
小計¥18,620
消費税 (10%)¥1,862
 コロニアル棟修理 合計¥20,482

スレート材料、KMEW(メーカー)のコロニアルグラッサの仕様(1枚)

本体1枚の値段 ¥599、Fスターター(軒先の初めの材料)¥494
(いずれもカタログ価格、運送費、工事費なしの値段)

屋根の周りの工事環境などを全く考慮に入れずに単純な屋根材の交換にかかる費用のみを出しましたが、もちろん足場の費用は含んでいませんし、屋根材の下の防水シートや、野地板は交換しません。
また本体材料も同じものがあるとは限りませんので、その考慮もしていません。
交通費ももしかしたら請求されるかもしれません。
往復2時間かけて修理して、この仕事だけを毎日続けていたら、この工事会社は、間違いなく倒産です。
ですからこの手の工事は、工事会社のサービスと思っていいと思います。